宗像市歴史遺産を活用したまちづくりグランドデザイン(世界遺産のあるまちづくり)

「『神宿る島』」宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産登録および登録後に向けて、地域の自然、歴史・文化、生業をいかした景観保全・形成に取組むとともに、世界遺産構成資産の適切な保存・管理を行いながら、緩衝地帯やその周辺地域までを含めた適切な保全・整備・活用のための計画を作成しました。

宗像大社沖津宮遙拝所(大島地域)

世界遺産構成資産が位置する緩衝地帯では、農漁村集落の少子高齢化や後継者不足等の課題を抱える中で、世界遺産登録による国内外の来訪者の大幅な増加が想定されており、地域の暮らしや生業の維持向上の検討とともに、来訪者の受入対策についてもソフト・ハードの両面から検討を進める必要がありました。

そこで、これまで受け継がれてきた歴史資産をはじめとする地域固有の風土の保全、周辺景観の形成・創出、それを支える地域の暮らしや生業の維持・向上とともに、来訪者との交流による活性化等を図るために、具体的な取組みや必要な対策について検討を進めました。

検討にあたっては、地域座談会や勉強会、ヒアリング等を重ねながら、関係者の意見収集および反映に努めました。意見交換の中では、将来イメージ図や景観シミュレーション等の具体事例を示しながら、地域の課題や将来像について話し合いを進めました。計画作成の際には、それらの地域意見に照らし合わせながら、市域全体の動線計画や空家活用、景観保全・形成等の方向性について検討しました。

地域座談会の様子