中城村における世界遺産を活用した地域振興計画

2001〜現在|沖縄県中城村

沖縄本島中南部に位置し、特別史跡で世界文化遺産にも登録された「中城城跡」を有する中城村において、「豊かな歴史と自然に彩られた田園文化の村」を将来像とした総合的なむらづくりを行っている。村全体の振興計画から集落単位でのコミュニティづくりなど多岐にわたる業務に取り組んだ。

○村民との関わりの中で

本業務においては、計画策定を中心的に行い、調査、計画検討、取りまとめの諸作業を進めるとともに、字(集落)ごとに村民との対話の機会を持つなど、村づくりに対する意見、意向を聞き取った。

また、村の将来像を描き、計画策定を広く村民に発信する取り組みとして、教育委員会と連携し、地元小中学生に「なかぐすく村の10年後」と題した絵画や作文を募集し、計画書に掲載した。

○景観を「守る」だけではなく、まちづくりに活かす

中城村にとっての世界遺産「中城城跡」は、生活環境と一体となった身近な史跡空間であり、悠久の時の中で形成され、先人達によって守り継がれ、活かされてきた大切な地域の歴史や自然に子ども頃から関心をもち、理解を深めることによって、地域への愛着や誇りがより一層培われていくという視点を中心に据えた。

「みんなで考え実践していくむらづくり」の確立により、「中城村民」としての参加意識の向上と地域活性化の取り組み具体化へと展開していく契機となった。城跡を案内する村民ガイドのボランティア組織が立ち上がることとなった、村民との協議で生まれた整備イメージが実現するなど、村内の動きや変化が感じられるようになった。

小学生を対象としたWSの様子